私のアトピーは順調に回復しているの?
アトピー治療は永遠に感じるほど長く辛い道のりです。
一生懸命アトピー治療をしていても、
自分はきちんと完治に向かって進んでいるのか。
あとどのくらいでアトピーが治るのか。
今の治療を続けていて本当にアトピーが完治するのか。
という不安に襲われ疑心暗鬼になってしまいがちです。
目の前が真っ暗な中、自分のアトピー治療がどこの段階なのかが分かれば少しは気が楽になるかも知れません。
今回の記事ではアトピーが治る過程の一つを例に取って解説していきます。
アトピーが治る過程とは?脱ステを例に取って解説!

ここでは、脱ステ後のアトピーが治るまでの過程を順々に解説していきたいと思います。
まずは脱ステ!
これをしないと始まりません。
脱ステをしてステロイドを使わずにアトピー治療をしていきます。
脱ステをするときに気をつけて欲しいのが、いきなりステロイドを断たないこと
いきなりステロイドを断つと一時的ですが、症状が突発的に悪化する可能性があります。
もちろん、脱ステをすることで一時的に症状が悪化することはありますが、急にステロイドを断つよりもステロイドを使う回数や量を徐々に減らしながら脱ステを目指す方が楽かも知れません。
脱ステ後のアトピーが治る過程とは?

それでは、脱ステ後からアトピーが治るまでの過程を解説していきます。
- 脱ステ後、1〜3ヶ月間滲出液が皮膚から滲み出てくる
この滲出液は黄色っぽい色をした液体です。
ステロイドをやめると皮膚から滲み出てくる場合が多いですが、体の正常な反応なので焦ってしまうかも知れませんが心配いりません。
皮膚から滲み出てくる滲出液はからだをバリアする役目を果たしてくれます。
脱ステをするまでは、ステロイドが皮膚を守るバリアの役目をしてくれていました。
しかし、脱ステをしてステロイドがなくなると皮膚を守るバリアがなくなるため、体の本来のバリア機能である滲出液が滲み出てくるんです。この期間は、ベトベトする浸出液にかなり悩まされて辛い経験をすることになると思います。
しかし、症状が落ち着いてくると滲出液は次第にサラサラになり、最終的に滲出液は出なくなります。繰り返しになりますが、脱ステをして滲出液が出てくるのは正常な体の反応なので、
焦らずそのまま治療を続けていきましょう。※1〜3ヶ月という期間には個人差があるため参考程度に考えておいてください。
- 肌が乾燥し、落屑が発生する期間が3ヶ月〜1年以上続く
滲出液が落ち着いてくると、次第に肌が乾燥してきます。
そして皮膚が大小の角質片として剥がれ落ちる”落屑”が発生します。
この落屑が発生するということはアトピー完治が着実に近づいているということです。
決して諦めずにアトピー治療を続けていきましょう!最初は顔や首あたりから大きめの皮膚が剥がれ落ちてくることが多いです。
また、比較的ステロイドの使用量が少なかった部分から皮膚が剥がれ落ちてきます。この皮膚が剥がれ落ちる落屑が落ち着いてくると、次第に剥がれ落ちてくる皮膚の大きさが小さくなり、
最終的には粉状の落屑に落ち着いて着ます。落屑が発生している間は、剥がれ落ちてくる皮膚の下で新しく健康的な皮膚がじわじわと形成されています。
落屑=健康的な皮膚への生まれ変わり
と考えてみると少し気が楽になるかも知れません。この落屑の時期を終えると、健康な肌に生まれ変わりアトピー治療は終盤に差し掛かります。
アトピーが治る過程を経て油断してはならないこと!

ここまでアトピー治ったからといって油断してはいけません。
落屑が落ち着くところまで来て、再びステロイドを使うという人はいないと思いますが、そのほかにも気をつけるべきことがあります。
それは、ストレスです。
普段の生活の中でのストレスはさほど影響しないかも知れませんが、環境が大きく変わる場面では大きなストレスを感じてアトピーの症状が再発してしまう可能性もあります。
例えば、
- 就職
- 転職
- 仕事での大きな失敗
- 結婚
- 離婚
- 人間関係でのいざこざ
- 引っ越し
- 人との別れ
- お金関係のトラブル
・・・
このようなことが起こると人間は大きなストレスを感じます。
このような状況になったときに、ストレスを感じアトピーが再発してしまう恐れがあるんです。
大きなストレスを感じる状況に巻き込まれないことが一番ですが、ストレス自体を”感じない”というのはハッキリいって不可能でしょう。
ストレスへの対策は考え方を変えるのが一番なんです!
ぜひこの動画を見てストレスとお友達になってください!笑
すると、強いストレスが目の前に立ちはだかってもアトピーを再発させない強い心を作ることができます!
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